Notes 2023  

 
 
    
   
 
 
 

2020.12.31

 
 今年も大晦日を迎えました。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、遠方への撮影取材に行けなかったり、変更したりと大変な1年でした。新しくミラーレス一眼カメラを導入したので、使い勝手の違いにも苦労しましたが、思った以上に使いやすいので助かりました。来年、コロナが落ち着いてくれないと、なかなか自由に動けないのが困りものです。次の発表に向けて来年どれだけ積み重ねられるか、それが問題ですね。なんとかいい年にしたいものです。


020.12.12

 毎年恒例の12月の京都・南座での歌舞伎、吉例顔見世興行に行ってきました。今回は「傾城反魂香」。この話はよく知っていて好きな話のひとつなので、楽しみながら撮影しました。南座では客席の後方からの撮影になるので、通常のカメラは防音対策をして撮影します。今回はEOS R5でとEOS 5DM4で撮影しましたが、R5を使うとこれまで使っていた5Dの音が気になりすぎ、結局大半はR5で撮影しました。こうなるともう1台欲しくなりますね。


2020.12.8

 ジョン・レノンが殺害されて40年になるんですね。40年前のあの衝撃を受けた日のことは、今でも忘れません。久しぶりのアルバム「ダブル・ファンタジー」を買って、音楽活動を再開したジョンのこれからを楽しみにしていたところだったのに…。その日は、一日中ジョンの曲を聴いていました。あれからもう40年になるとは。
 久しぶりにジョンの曲ばかり聴いて、少し感傷的にもなりましたが「(Just Like)Starting Over」を聴くと「よし!」という気になりますね。


2020.12.5

 久しぶりに福島県双葉町に行ってきました。あいにくの小雨の中で「ふたばふたたび☆まちなかガーデンプロジェクト」が行われ、駅前の花壇に花を植えていました。地震直後のまま残されていた崩れた家屋も、かなり解体が進み、更地が多くなっています。時が止まっていた双葉町も、どんどん姿を変えています。
 双葉町の撮影はまだ始めたばかりで、何が撮影できるかわかりませんが、少しずつ撮りためていこうと思っています。


2020.11.20

 とうとう熊本県の蒲島知事が、川辺川ダムの建設を容認することを正式に表明しました。これでダム建設に向けて流れが出来てしまいました。旅館が水没し、大きな被害を受けた人吉旅館の堀尾さんが、テレビのインタビューでダム建設に反対していたのは印象的でした。それにしても川辺川ダム1つで、今回の人吉の水害の浸水域が6割減少するというのは、どうも納得がいきません。今回の氾濫は、川辺川の方向ではなく、球磨川本流方向でした。川辺川だけで6割とは、ちょっと変と思ってしまいます。どこかに過大な前提があるように思えるので、きちんとファクトチェックしてもらいたいものです。尾方さんがこだわった五木村の土地は、水没してしまうことになるのでしょう。


2020.11.19

 うれしい知らせが届きました。撮影を続けている浪曲の曲師、沢村さくらさんの第18回 上方舞台裏方大賞の受賞が決まったそうです。おめでとうございます。今回は文楽人形の頭製作の村尾愉さんと同時受賞です。多くは照明デザイナーなど文字通り「裏方」の人が受賞していますが、浪曲の曲師がはたして「裏方」なのかとも思いますが、これまでに内海英華さんも受賞しているので、幅広い方が対象なのでしょう。すでに何かしらの賞を取っていてもおかしくない方なので、これをきっかけにさらに活躍していくのではないでしょうか。今後の活躍が楽しみです。


2020.11.12

 アイデムフォトギャラリー「シリウス」(東京・新宿)で開かれている八重樫信之さんの写真展「これまでは、今日のために −ハンセン病23年の記録−」を見てきました。社会問題を継続的に取材撮影し続けることの大切さをあらためて思いました。写真から伝わるものが多く、写真の力を感じました。
 この写真展は大阪でも開かれることになったそうで、12月2日〜8日まで、大阪市北区中之島のフェスティバルタワー13階に展示されます。大阪近辺の方はぜひ足を運んでください。


2020.11.11

 毎日新聞の報道で、熊本県が川辺川ダム建設を容認する方針を固めたという記事が流れていました。7月の球磨川水害で川辺川ダムの話が蒸し返されるのを心配していましたが、案の定息を吹き返してきました。国交省がダム計画自体を廃止せずに残していたことが、今後に影響を与えることになりそうです。五木村の人たちが、またダムに揺り動かされることがないことを願っています。


2020.11.8

 国立文楽劇場小ホール(大阪市)での「沢村さくら二十周年記念  曲師の会」の撮影に行ってきました。文化庁芸術祭参加公演ということでしょうか、レンズ越しに、めずらしく緊張しているさくらさんを見ました。とはいえ冒頭に舞台にひとりで座り、空間を支配して三味線の曲弾きを披露する姿は、凛として美しかった。さくらさんが曲師として切り開いてきた世界は、浪曲界にも大きなインパクトを与えていると思います。会自体は、曲師の会と銘打っているので、関東と関西の節の違いなど、実演を交えてわかるように説明するコーナーもあり、曲師の役割やあり方も見えて勉強にもなるいい会でした。


2020.11.1

 久しぶりに五木村に写真を撮りに行きました。ちょうど今開催している「佐々木高明の見た焼畑」展のセミナーもあり、大変面白かったです。展示にも国立民族学博物館の池谷さんらのガイドがついていて、理解も深まりいい企画だと思いました。五木村にもまだまだ面白いところがあるので、ぜひ多くの人に訪れてもらいたいものです。


2020.10.30

 浅草・木馬亭での「沢村さくら20周年記念 真山隼人独演会」の撮影に行ってきました。聞く度に隼人さんのすごさ、うまさを感じます。いい表情をするので撮影も楽しいですね。楽屋には沢村豊子師匠と天中軒雲月師匠が来られていました。雲月師匠には久しぶりにお会いしたのですが、前より若々しくなった感じでした。


2020.10.18

 五木村の写真集は3冊ありますが、その3部作について、全日本写真連盟の主催で、主に会員さん向けに来年、1月16日に講演をすることになりました。事務局の方で、私の写真に興味を持ってくれた方がいて、話を具体化してくれました。ありがたいことです。今どんな話にするか思案中です。ドキュメンタリーとして記録してきた思いや写真として伝えることの大切さを話せればと考えています。それにしても16年もよく五木村の撮影を続けてこられたなと思います。写真集「土と生きる」で、その生き方を写した尾方さんのおかげです。


2020.10.17

 国立劇場で歌舞伎の撮影をしてきました。大劇場は初めてだったのですが、思ったより舞台が近く思えました。歌舞伎座より若干近いかなという感じです。今回もR5も使いましたが、EVFの見え方に慣れません。ファインダー内の映像が、光学ファインダーと違って止まることがあるので、気持ち悪いですね。とはいえ、瞳AFはいいですね、満足のいく結果になっています。


2020.10.5

 今朝、朝の虹を初めて見ました。これまでは雨上がりに見ることはありましたが、早朝に、雨上がりでもないので、驚きました。湿度が高かったのでしょうか。早起きは三文の徳と言いますが、こんなこともあるんですね。


2020.9.25

 第1回目に関わった広告写真家と報道写真記者との比較作品展の2回目の東京巡回展が9月29日〜10月26日の日程で、東京・品川のキヤノンオープンギャラリー1で開催されます。今回も前にも増して比較が面白い作品が並んでいます。お時間のある方は、ぜひ足を運んでください。
https://cweb.canon.jp/gallery/archive/apa-press-nippon2020/index.html


2020.9.22

 久しぶりに福島県双葉町に行ってきました。この4月から自由に立ち入りできる地域ができ、家屋の解体が進んでいたので、以前とはだいぶ変わってきました。9月20日に開館したばかりの東日本大震災・原子力災害伝承館は、行った時には1時間45分待ちの大賑わいでした。待っている時間がもったいないので、今回は入館しませんでした。原発事故に対する国や東電の事故責任にかかわる展示が少ないと言われているので、確認できればと思っていましたが、また次回以降に見に行くことにします。
 今回はEOS R5を使いましたが、ブレ防止に電力を使うのか結構バッテリーを必要としますね。旧型のバッテリーを3個ほぼ使いきりました。やはり新型のバッテリーを用意する必要があるようです。


2020.9.12

  コロナウイルス感染防止の観点からマスクをつけることが多くなっています。ドキュメンタリーとしては、マスク姿もその時の記録になるのですが、撮影対象者の表情が見えないのが困りものです。人はやはり顔が見えていて初めて、その表情から見る側が読み取れる推測があり、共感が得られるものだと思います。そう思うと単なる記録であればマスク姿もいいかもしれませんが、写真で伝えるとなるとマスクのない、表情の見える写真が強い。今回のコロナの影響で、顔が見えることの大切さを改めて痛感しました。感染リスクを感じている方に「マスクをとって」とは言えないので、当分は想いの伝わる写真は撮れそうにありませんね。


2020.9.11

  来月、五木村に行こうと飛行機を予約していましたが、その便が欠航になってしまいました。Gotoトラベルがあるので、国内線は回復してきたのかなと思っていましたが、まだまだなんですね。コロナもやっと第2波がピークを越えた感じを見せていますが、秋冬はまた第3波なんていうこともありますね。ワクチンや治療薬ができるまではこの調子なんでしょうか。台湾やニュージーランドのようにならないのはなぜなんですかね。なかなか撮影の予定が立てられず困りものです。


2020.9.9 

 来年、写真展ができればと思い銀座周辺の会場を探してみたところ、ここにもコロナの影響があるようです。当てにしていたギャラリーが閉鎖になり、他のところは3月〜7月にかけてできなかった写真展が後ろ送りになっていて、空きがない状態でした。当てにしていたところが閉鎖になるという想定外のことがありましたが、ちょっと動くのが遅かったかなと反省している次第です。来年遅くになるかもしれませんが、時期を考えず探すしかないようです。


2020.9.6

 修理に出していたエルマリート28mmが帰ってきました。ヘリコイドに引っ掛かりがあったので、レンズを見てもらったところ、このタイプのエルマリートにはよくある不具合らしいということでした。ヘリコイドグリースを入れ替えてもらう必要があり、レンズをよく見ると絞り羽根の油もやや漏れていたので、その清掃もするので、結局オーバーホールということになっていました。費用はかかりましたが、これでまた気兼ねなく使えるようになりました。
 マニュアルレンズはミラーレスカメラの登場で、メーカーに関係なくいつまでも長く使えるので、大切にしていきたいものです。


2020.8.30

 浅草公会堂(東京都台東区)で久しぶりに真山隼人さんと沢村さくらさんの撮影をしました。会場はコロナの影響でお客さんの距離をとるので、通常の半分以下。それでも会場いっぱいに人が入ると、だいぶ入っている感じになります。浪曲もよくて撮影しながらも楽しませてもらいました。
 今回はEOS R5とオールドレンズも使って、楽屋などで次々に動く状況をマニュアルレンズで撮影しましたが、シャッターを切った後のEVFの途切れにまだ慣れません。どうしても光学ファインダーの見やすさにはかないませんね。


2020.8.27

 今日から始まった写真家の石井一弘さんの写真展に行ってきました。小さなギャラリーでしたが、写真とそれにまつわる文章を組み合わせての展示でした。79歳でも精力的に撮影されているのが心強いですね。JPSの会長だった田沼武能さんは91歳になりますが、現役で写真を撮っているようです。写真家は、フィールドワークのせいか、年齢に関係なく元気な人が多いように思います。写真というものが精神的にもいいのかもしれませんね。


2020.8.22

 写真記者時代の大先輩、写真家の石井一弘さんから、写真展の案内をいただきました。まだカメラマンとして駆け出しだった頃に、私に50mmレンズの魅力を教えてくれた方です。今回は、作家の三浦綾子さんの小説の舞台を撮った「愛のまなざし ー三浦綾子の舞台を旅するー」という写真展です。昨年9月に同名の書籍を出版しています。写真展は、8月27日〜9月1日、東京都中央区銀座1丁目のフラッグ・ギンザ・ギャラリーです。お近くに行かれた際には、ぜひお立ち寄りください。


2020.8.21

 コロナの影響は大きいですね。五木村や五家荘には感染者は一人もいないのですが、小さなお祭りも中止が相次いでいます。撮影に行こうとしていた集落のお祭りも今年は中止になってしまいました。この状況ですと、今年は多くのお祭りが中止になりますね。しばらく村に行く機会もなくなりそうです。


2020.8.8

 久しぶりに歌舞伎座で撮影しました。コロナの影響で、観客は1席おきになっているので、随分と状況が違いました。演目も1つずつで役者が変わるので、撮影も1演目だけでした。
 EOSR5を初めて使ってみましたが、普段使っているEOS5Dm4とボタン配置やファインダー内の表示などが似ているとはいえ違うので、戸惑うこともあり、もう少し慣れが必要ですね。とはいえ、瞳AFもピントが来ているので慣れさえすれば、使いやすいものになると思います。ひとつ気になるのはLVF特有の見え方です。撮影しながらカメラを振るとファインダー内に見える映像がコマ送りのように見えるのが一眼レフとの違いで、これにはかなり慣れが必要な気がしました。


2020.7.31

 昨日、EOS R5を手に入れました。ソニーα7RIIIより一回り大きいですが、手にフィットするのとEOS 5Dより一回り小さいので、あまり大きさは苦になりませんでした。まずカメラに慣れることが必要ですので、いろいろ改めてテストしながら、設定を決めています。かなりソニーを意識した作りになっていて、同じようなことができるようになっています。他社製のマニュアルレンズでも手振れ補正ができるように、焦点距離を選んだりできます。ただクロップが1.6倍のみなのがたまにきずです。気になった点はキヤノンさんに伝えているので、将来の開発に反映してもらえたらいいなと思いますが、そうした要望は少ないかもしれませんね。ただ、今持っているオールドレンズの多くがフルサイズをカバーするので、それほど苦にはならないと思います。カメラ自体は、ボタンのカスタマイズも自由度が高く、使いやすいくなっていました。EOS RFに対応したマウントアダプターも各種発売されているので、オールドレンズを使う上では、困ることはなさそうです。
 気になっていた電子シャッターは、やはり横の動きには弱そうです。ただ、動きが少なければ使えそうな感じがします。少し冒険ですが、八月大歌舞伎の撮影で電子シャッターを使ってみようと思います。


2020.7.20

 また1本オールドレンズ Angenieux 28mmを手に入れました。最近のレンズとの違いは収差が残っていることによる影響でしょうか、写した空間が見えすぎないところが気に入っています。ただ、ものによっては中心部はきちんとピントが合いますが、中心から離れるとすぐに滲むものもあるので、ある程度周辺部を使いたい撮影に向くような、適度な滲みに収まるレンズを探しています。村での撮影や浪曲、歌舞伎の楽屋の撮影には、そうしたオールドレンズの方が合っている場面が多いように思えます。作例を見ながらレンズを選んでいますが、実際の撮影で使ってみると、また違っているのでレンズ選びも難しいものです。
 レンズも揃ってきたのとEOS R5も30日には手に入り、ミラーレスカメラも2台になるので、撮影に使う体制も整ってきました。本格的に使ってみようと思います。


2020.7.11

 昨日、EOS R5の実機を試させてもらいました。気にしていた電子シャッターもそこそこよくなっているようで、これなら使えそうという感じでした。100-500も軽くていいですね。キヤノンがEFシステムからRFシステムに移行する意気込みが感じられます。AFもこれまでのものとは違い、驚くべき進化でした。早速注文し、八月大歌舞伎で使うのが楽しみです。


2020.7.7

 球磨川の氾濫に関して、民放のコメンテーターが川辺川ダムに触れていました。蒲島熊本県知事もダムによらない治水対策が進んでいなかったと話した後に、ダムのあり方についても考えるというようなことを話しています。ダムを造っても今回のような豪雨の治水対策には、あまり効果がないように思えます。
 熊本県知事の川辺川ダム建設中止表明から12年、進んでこなかったダムによらない治水対策を進めるべきでしょう。ダム計画自体は、完全になくなったわけではないので、寝た子を起こすようなことにならないことを祈っています。


2020.7.4

 九州南部の大雨で球磨川が氾濫して、人吉市が冠水してしまいました。以前、ロビーを使って写真展をやらせてもらった人吉旅館やお菓子の香梅さんも水没しているようです。旅館の皆さんやお店の人たちはご無事なのでしょうか。人吉旅館は、木造の情緒ある建物ですが、大丈夫なのでしょうか、いろいろと心配になります。


2020.7.3

 先日、JPSの人たちとの会合がありました。出かけないと撮影できない写真家は、新型コロナウイルス感染拡大の影響での自宅待機で、割と同じように写真の整理をしていました。案外、撮影後の整理だけでは見えないものが見えてくることもあり、新たな写真展のアイデアを思いついたりするので、見直す時間は大切と意見が一致しました。とはいえ仕事ができないので、早く収束してもらいたいのですが、今の日本の状況は、感染拡大を抑え市中を安全にする政策がないので、この先も安心できませんね。


2020.6.29

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、長いこと休演していた歌舞伎が、ようやく8月に再開するようです。八月花形歌舞伎の案内がホームページに出ました。撮影も長らくなかったので、久しぶりですね。東京都の感染者数が増えてきているので、無事に開催できることを祈っています。

2020.6.28

 この数ヶ月間、名前の読みを「せいめい」としてきました。これは外国の方が発音しにくいということで、変更していたのですが、いろいろなご意見をいただき、元々知っている方も多く違和感が大きかったようなので「まさあき」に戻すことにしました。混乱をさせてしまったようで申し訳ありませんが、元に戻しますのでご了承ください。


2020.6.23

 新聞写真記者時代にお世話になった先輩カメラマンの訃報が届きました。3月にお亡くなりになっていたのですが、79歳でした。最後に会ったのは4、5年前ですが、昔のまま元気な姿だったのを覚えています。私も若くはないので、あと何年写真を撮っていられるのか、考えさせられました。
 周りを見ると写真をやっている人は、写真を撮りに出歩くのがいいのか、結構歳をとっても元気な人が多いですね。できるだけ長く写真を撮って、発表していければと思った次第です。

2020.6.18

 久しぶりに写真展を見てきました。キヤノンのフォトコレクションの展示で、植田正治さんの写真を見てきました。有名な砂丘シリーズもありました。展示のマットがやや写真にかぶっているのが残念で、周辺がケラれている状態でした。とはいえ、独特な構図に見入ってしまいました。
 銀座周辺の写真ギャラリーは、まだ開いていないところも多く、まだまだこれからですね。写真展会場はそれほど密になるところではないので、早く正常化してもらいたいところです。


2020.6.14

 このところ撮影に遠出していないので、古いネガの整理やデジタル写真のバックアップ、ホームページの細かな修正など、いろいろと時間が取れました。機材の点検でも、最近使っていないカメラやレンズを清掃して、不具合に気づくこともありました。ここ2年ほどで何本か手に入れたオールドレンズも焦点距離が揃ってきたので、そろそろ本格的に取材に使おうと思っていますが、ボディをどうするか悩みどころです。α7RIII1台だけでは心許ないので、次なるミラーレス一眼を考えています。
 ネットを見ていると7月にもEOS-R5が発売になるのでは、という噂が流れていますが、仕様が一部しかオープンになっていないので気になるところです。舞台撮影が多いので、サイレントシャッターがどこまで優秀かが問題です。期待に応えてくれることを祈るばかりです。

2020.6.7

 尾方さんの撮影で活躍したElmarit 28mmは、絞りにオイルが漏れかかっていたこともあり、オーバーホールに出しました。コロナの影響で、修理品がたまっているそうで、なんと4カ月待ちでした。代わりのレンズもあるので気長に待つとしましょう。


2020.6.5

 撮影に遠出できない状況なので、写真機材の点検と清掃をしています。しばらく使っていなかったElmarit 28mmの不具合に気づいて、修理に出すことにしました。幸い緊急事態宣言が解除されたので、修理店も再開していました。
 ライカMマウントのレンズは、フィルムを使わなくなってからはソニーのα7RIIIで使っていましたが、最近はオールドレンズを主に使っているので、Elmarit は眠ったままでした。ミラーレスカメラの登場で、色々なメーカーのレンズが使えるようになったので、フィルム時代のニコンのレンズも復活しました。
 持っているレンズで、キヤノン以外はすべてマニュアルレンズです。昔々に戻った感じで、撮影する楽しみもあります。開発が発表されているキヤノンEOS-R5が手に入れば、持っている全てのレンズが使え、撮影に出る時にボディの数を減らせるので助かります。優秀なサイレントシャッターがついていることを期待しているのですが、どこまで使用に耐えうるのかも問題ですね。


2020.6.1

 アサヒカメラ休刊という残念なニュースが流れました。ミラーレスカメラの登場で、一時期より本格的に写真に親しむ人が増えていると思っていましたが、広告事情などはそうもいかなかったようですね。写真を載せてくれる媒体が減るのは、非常に残念です。日本カメラには頑張ってもらいたいものですね。


2020.5.27

 人を介して知り合いになった宮崎県延岡市在住の松原学さんから本をいただきました。松原さんは、田舎に帰って新規就農をして、自然養鶏をしています。その暮らしなどを書き記したもので、大変楽しく読めます。田舎での暮らしや集落の人たちとの関係などから、自分の生き方を見つめ直させてれました。興味のある方は、ぜひお読みになってください。「いのちき」石風社刊で1冊1200円(税別)です。


2020.5.26

 緊急事態宣言がようやく全ての地域で解除されました。第2波、第3波という話もあるので、動けるうちに取材に行かないと、という気持ちになりますね。秋は撮影の予定が多くあるので、できたらこのまま落ち着いて進んでもらいたいものです。


2020.5.21

 緊急事態宣言の解除が進んでいますが、首都圏と北海道が継続になりました。まだまだ県境を越えての移動がはばかられる状況なので、取材に行けそうもありません。航空会社の応援のためにも利用してあげたいのですが、なかなかそうも行かないですね。歌舞伎も7月公演も中止になってしまいましたので、正常化するのはいつになることやらです。


2020.5.14

 ホームページの一部が見えなくなったというメールをいただきました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。サイト内の一部ページのURLが変わったため、表示できないケースが出ているようです。これまでの履歴を削除していただくと正しく表示されるようになりますので、お試しください。


2020.5.12

 緊急事態宣言が続いているために、撮影取材に行けず、家にいる時間が長くなっています。この機会にこれまで撮影した写真を改めて見直し、整理しています。このホームページに加える写真を見たり、この騒ぎが収まった後に使えそうな写真を選んだり、普段それほどできなかったことができています。どこにも行けないことを前向きに考え、この時間を有効に使いたいですね。


2020.5.3

 5月末に石木ダムの現場に行く予定にしていましたが、飛行機が欠航になってしまいました。緊急事態宣言も5月31日まで延長されるらしいので、とりあえず今回は見合わせることにしました。5月も取材に行けそうにないですね。日本の感染対策の不手際で、どうも長引きそうな気配。いつになったら撮影に行けるのか、心配です。


2020.4.25

 ホームページを見ていただいた方から「どのくらいの頻度で更新していますか」とご質問をいただきました。更新回数は少ないですが、1週間に1回程度でしょうか。Galleryの写真を追加するか、NewsかNotesに新しいことを書き加えるかしています。
 このところ新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、歌舞伎がなくなったり、撮影取材に行くのがはばかられたりするので、4月はほぼ開店休業状態です。この機会にこれまでに撮影した写真を整理することにしました。またみなさんにお見せする機会があればいいなと思います。


2020.4.16

 6月末までの歌舞伎公演が中止や延期になり、当分の間、歌舞伎の撮影がなくなってしまいました。こんな状況ですから、しばらくは撮影がないでしょうね。


2020.4.12

 5月に歌舞伎座で撮影を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で公演が延期になり、撮影がなくなってしまいました。五木村や五家荘などに取材にも行きづらく、開店休業状態です。真山隼人さんの「はやとまつり」も中止になったそうで、影響が大きいですね。PCRの検査数が少ないので、感染者がどこにいるかもわからず、気になるところです。


2020.4.2

 新型コロナウイルスの影響が広がり、先行きが見えませんね。撮影を続けている浪曲師の真山隼人さんの浪曲生活10周年を記念して4月25日に国立文楽劇場(大阪市)で開かれる予定の「はやとまつり」も開催が微妙なようです。隼人さんは超手作りCD「真山隼人独演会パート1」の販売を開始しました。浪曲2席と新作浪曲2席、曲師はもちろん沢村さくらさんです。1枚1500円(税送料込み)ですので、ご興味のある方はぜひご購入ください。購入ご希望の方はgenroku1701@mail.goo.ne.jpまでお申し込みください。


2020.3.22

 五家荘の久連子集落で、春祈祷が行われました。五穀豊穣、家内安全を祈る昔からの風習です。もともと神官を呼ばずに、集落の人たちだけで執り行われてきたものなので、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けず、中止にはなりませんでした。人が少なくなって、この行事もいつまで続けられるかわかりません。久連子は平家の落人の集落として有名で、古代踊りが行われていたのですが、すでに踊り手がいなくなり、数年前から踊られていません。日本の山村集落は、どこも限界集落と化してきています。


2020.3.21

 五木村もコロナウイルスの影響を受けていました。ひとりも感染者はいませんが、人が集まるのは良くないと、集落ごとの行事である春祈祷も中止になっています。でも、観光客は結構来ています。都市部での色々なイベントが中止されていたり、博物館などが休館しているので、五木村のような山村には来やすいのかもしれませんね。


2020.3.16

 歌舞伎座公演の再度の休演延期が決まり、19日まで休演になりました。20日から行えるかも定かではありませんが、残りの期間で撮影できるといいのですが、どうなることやらです。


2020.3.10

 撮影にも新型コロナウイルスの影響が出ています。歌舞伎も当初は10日まで中止だったのですが、15日までに延長されました。休校や自粛要請で、多くのイベントが中止になったりするので、他の取材予定も先送りになるなど、予定が立てられずに困りものです。


2020.3.8

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために、北海道大学総合博物館は今のところ3月19日まで休館だそうです。山本純一さんの写真展もお休みなので、14日の講演会も中止です。19日以降も流動的でしょうから、行かれる方は北海道大学総合博物館のホームページでご確認ください。


2020.2.27

 知り合いの写真家、山本純一さんの写真展「カムイの大地」が札幌市北区の北海道大学総合博物館で3月3日〜4月26日まで開かれます。北海道の美しい風景写真が並びます。入場は無料で、3月14日(土)と4月12日(日)に講演会も開かれます。札幌在住の方、札幌に行かれる方は、ぜひお立ち寄りください。


2020.2.26

 写真展の最終日になって、ようやく時間が取れ「日韓中 高校生フォトコンテスト 写真展」を見てきました。あらためてプリントし直し、額装された写真を見ると、面白いいい写真が選ばれ、並んでいると思います。もう時間はありませんが、お近くの方はぜひご覧になってください。


2020.2.20

 宮崎在住の写真家、芥川仁さんの写真展「羽音に聴くー蜜蜂と人間の物語ー」をキヤノンギャラリー銀座で見てきました。昨年末に開かれたJPSの懇親会で知り合い、今回写真展の案内をいただきました。養蜂家の仕事を捉えた写真で、緑が印象的でした。銀座は26日まで、キヤノンギャラリー大阪は4月2〜8日です。


2020.2.14

 写真の審査をした「日韓中 高校生フォトコンテスト 写真展」が2月20日〜26日の日程で東京・新宿のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開かれます。日本、韓国、中国の高校生の感性の違いや、ものの見方の違いを感じさせる写真が多くならびますので、ぜひご覧になってください。


2020.2.12

 所有するオールドレンズのうちソニーEマウントのものをライカMマウントへ改造することにしました。費用はかかりますが、Mマウントにすることでソニーのボディーに縛られることなく、様々なカメラで使えることのメリットが大きいと考えました。撮影に出かけるときも、ボディーの数が少なくて済みます。活用の幅を広げることで、オールドレンズを様々なシーンで使えるので、仕上がってくるのが楽しみです。


2020.1.31

 写真家としての名前の読みを変更することにしました。表記は同じで「正明」ですが、読みはこれまでの「まさあき」から「せいめい」となります。心機一転、新たなスタートを切りたいと思います。


2020.1.30

 写真界で初めて文化勲章を受章した田沼武能さんの受章記念パーティーに行ってきました。田沼さんの奥様も参加して、お二人のエピソードの披露や田沼さんの写真のスライドショーもあり、楽しい会でした。


2020.1.18

 大阪・松竹座で行われている初春大歌舞伎の撮影に行ってきました。今回は、極まるシーンが多い芝居でした。歌舞伎の撮影の現場で、滅多に他のカメラマンと一緒になることはないのですが、偶然にも昔一緒に働いたカメラマンに会い、非常に懐かしく思いました。


2020.1.12

 東日本大震災で福島県双葉町の人たちが避難して、復興住宅が建てられた福島県いわき市の勿来復興住宅の広場で行われた「双葉町ダルマ市」に行ってきました。町の人たちが作った双葉町独特のダルマが売られていました。このイベントでは、巨大ダルマ引きなどのほか、双葉町に伝わる伝統的な民俗芸能も披露されました。ただ、双葉町民は、全国各地に避難している状況なので、伝統芸能を披露するにも人が集まるのが難しいという面があり、伝承も難しいようです。
 まだ誰も戻ることのできない双葉町ですが、この春からJR双葉駅も再開し、一部で人の立ち入りなどができるようになります。しかし、それは町全域から見れば線のようなもの。これを面に広げていくには、時間のかかります。それでも頑張っている町の人たちの姿を見てきました。


2020.1.1

 あけましておめでとうございます。昨年は、日本写真家協会に入会して、写真展を開催、写真集も上梓できました。今年は新たなスタートをするべく、活動していかなければならないと考えています。どうぞ、本年もよろしくお願いします。